【援農】サツマイモの保管
雲間から差す日に柿照る畑の秋の風。
あたりが寒々しくなっていく中、しぶとい緑色は農家さんのパッションフルーツ。
蔦は常緑。実は赤くなってからが収穫期だそうです。
そんな、芋ほりのシーズンが終わり静かになった黒川東営農団地の畑には、まだ販売用のサツマイモが沢山残されています。
今回の援農ボランティアは、このサツマイモを掘って集めて保管するお仕事です。
芋ほりも運搬も力仕事。ご高齢の農家さんだけではこの芋の数、歯が立たない・・・ので、ここは私たちボランティアの出番!
このイカツイお芋は紅あずま(だと思います)
シュッとスリムな紅はるかより、頑丈で傷つきにくい紅あずまは援農では扱いやすい品種。
でも農家さんは両方の品種を育てているので、間違って同じ籠に入れてはいけません。
ジャガイモで例えるなら、
紅あずまは男爵イモ。
紅はるかはメークイン。
に、似ています。
写真のようにイカツク巨大化する紅あずまよりスリムな紅はるかの方が調理しやすいのですが、芋ほりの子供たちにウケがいいのはやはり巨大な紅あずまだったりします。
自慢げにすごいのを持ってこられるお母さんの苦悩・・・察します。
ずっしり重くあふれかえる芋のカゴ
このカゴを保管場所まで運ぶ・・・のは軽トラさんなのですが、カゴを持って畑横断して軽トラまで運ぶだけでも大変。腰にきます。膝にも腕にもきます。
そしてこの怪しいダンジョンの入り口みたいなのが保管場所。
もともとは防空壕だった穴(という噂)
サツマイモをやっていらっしゃる農家さん家には、必ずこういう穴があります。
防空壕の跡を利用したり、新しく掘ったり、中にはエレベーター付きの地下秘密基地みたいなのがある農家さん家もあります。
この中に保管して、冬の間に少しずつ出荷されます。
サツマイモは掘ってから一か月くらいは寝かしておいた方が甘くなりねっとり感も増すので、保管というより熟成・・・かな。
ちなみにこちらの農家さんは通常の出荷の他に、学校給食用にも出荷されているそうです。
中。
うわわ。手掘り感がある土の壁。
先輩と農家さんについて入るとなんとも蒸し暑い感じ。
年間を通して温度も湿度もあまり変わらないので保管には良いそうです。
天井も低ければ出口も狭い。
私は猪突猛進のドジと思われているので、何度も「頭気を付けろ!」と言われました。
当然私も「絶対ぶつけた事ありますよね?」と聞き返します。
すると「俺なんか毎年何度もぶつけてんだよ」と大笑い。
何はともあれ、この中でしっかり熟成されてくださいサツマイモさん。
という事で、今回はここまで。
ではでは、またね!
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