初夏の竹林と果樹
木苺の藪(川崎市黒川地区)
皆様こんにちは。
さわやかな季節は過ぎて気が付けば7月半ば。じめじめとした梅雨の季節。
・・・のはずなのですが、暑いのなんの。
畑に立っているだけで死んでしまいそうな毎日です。
でも、恵みの雨も降り過ぎれば作物の病気の原因。
暑さに雨と、畑は油断ならない時期ですが、この梅雨を抜ければ太陽降り注ぐ夏野菜の季節。
雨に俯かず、腐らずに毎日を過ごしていきたいですね。
小雨降る柿畑。
去年も剪定や摘蕾、摘花を行ったこちらの柿畑で、今年も花摘みの援農。
曇り空に鮮やかな緑。
葉も花も元気に夏を迎えようとしています。
脚立の上から、ちょっとピンぼけ。
今年もこちらの柿畑は「一枝一花」
一つの枝に花を一つだけ残して、あとのは全部取ってしまいます。
上の枝を一花にするとこんな感じ。
・上向きに咲いている花は全部取る
・大きくなると枝が折れてしまいそうな先端の花も取る
・大きくなると主枝に当たって擦れて傷がつきそうな根本の花も取る
・残すのは、真ん中よりやや根本よりで、首の太い立派な花
もう一本、こちらの枝は・・・
こんな感じ。
枝が太く、長さも十分だったので、二花残してもよかったかな・・・と思いましたが、ま、無理せず一花で。
摘蕾、摘花は誰でもできる作業ですが、上向きながらの作業で首が痛くなり、更に乗りなれない脚立に登っての作業なので、足にも疲労がたまります。
一本の木を仕上げるのに去年は2時間かかりましたが、今年はちょっと成長して1時間半。少し早くなった・・・とはいえ柿畑に柿の木は100本以上。ボランティア総出でも一週間はかかる大作業です。
一方、田んぼに水が張られた黒川谷戸。
ついに田植えの季節が到来。
沢山の玉ねぎ。
私たちが管理する西谷圃場では、玉ねぎの収穫が行われました。
今年は後半にべと病が発生したため、去年程は採れませんでしたが、それでも十分な収穫量です。
さわやかな風が吹き抜ける竹林。
所変わって、新百合ヶ丘古沢にある竹林。
久しぶりの竹林整備ボランティアの日。
すっかり伸びてしまった竹の子…であった竹。
今年は忙しくて、タケノコ掘りの季節にぜんぜん竹林に来ることができませんでした。
今年の筍は裏年で不作だったようで、去年程には採れなかったとの事。
タケノコは隔年なので、来年に期待。
それにしてもこの季節、竹林は本当にきれいです。
私達が整備していたら、いつの間にか川崎市で一番きれいな竹林と呼ばれるようになりました。
・・・ただちょっと、切りすぎなんですよね。
もう少し竹の数が多くてもいいです。
ということで、今年はあまり竹を切らずに増やしていく計画。
枯れずに残ってくれたブルーベリーの台木。
さて、少し前の事になりますが、師匠に教わりながら、私の畑のブルーベリーの挿し木に、接ぎ木をしました。
穂木を削る慎重な作業。
台木はラビットアイ。穂木は大粒で甘いスパルタンです。
台木に切り口を作り、穂木を刺します。
この時に大事なのは、芯と皮の間にある黄緑色の形成層同士を密着させること。
あまり太い台木に対しては、太い芯がある真ん中に刺すのではなく、横を削って形成層を露出させる方が上手くいきます。
ずらり。包帯の列。
最後にメデールというテープでぐるぐる巻きにして完成。
いやはや一本一本大変な作業でした。
・・・というのは嘘でして。
実は師匠のおじいちゃん、一発パチンで接木カットできてしまうハサミを持っていました。
ところがおじいちゃん、使い方(簡単)が分からなくて、途中まで出してなかったんです。これが見つかってからはもう簡単ですよ。パチングルグル、パチングルグルでお終いですから。
そんな苦労があっての接木苗、温かくなりしっかり穂木から芽が伸びてきました。
こちらは失敗かな?
台木から芽が出ているけど、穂木からは芽が出ていません。
こういうのは、また来年接木をします。
こちらも成功。
上手くいくのもあれば、ダメなのもある。
という事で、今日はここまでです。
忙しくてどうしてもダイジェスト気味になってしまいますが、これからもブログは続けていきたいと思いますので、よろしくお願いします。
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ではでは、またね!
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