菜の花の季節

お布団ぽかぽか菜の光


皆様こんにちは。

本格的に春がやってきました。

川崎市北部黒川では菜の花が満開です。


何も桜だけが春の花じゃないとばかりに、春風薫風青い空に黄色い菜花で一足早く春爛漫。でも最近、春風だけは少々強過ぎる日もあり例年に無く騒がしい世の中。そんな中でも着実に温み花を咲かせながら春は沸き立っていくようです。


で、ちょっと大変な事態。


私たちが管理する川崎市黒川の東圃場に空のギャングが襲来。


無残な姿。


ヒヨドリの群れにやられました。


虫や病気は警戒していましたが、まさか鳥が葉っぱを突くなんて・・・。鳥は果樹や米粒を襲うものとばかり思っていました。頼りにしていた権兵衛は南に渡ってしまったし、防御が甘かった。


でも、被害はうちの畑だけじゃなく、他の畑でもキャベツやブロッコリーが悲惨な姿になっていました。特にキャベツはまるで包丁で二つに切ったかのように、きれいに上半分だけ食べられているのを目撃。


芋や柿をちょっと突く(突かれるだけでも商品価値は0になってしまいますが)程度のカラスより、春のヒヨドリははるかに大食漢なようです。


と、いうことで・・・


穴あき不織布くん


群れに襲われたらしく全面的にやられていましたが、のらぼうならきっと復活してくれるはず。これ以上の被害を防ぐため、不織布をかけました。


それから・・・


玉ねぎに追肥。


ちょっと写真ではわかりにくいですが、1株ごとに化成肥料を一つまみずつ入れていきます。春になり玉ねぎもずいぶん太くなりました。


今週の作業は以上。


ヒヨちゃんがのらぼうを突いてくれなければ、30分で作業終了な日。


でも、ニンニクは茎がぶっとくなり。


分けつネギも順調。


春服おたまちゃんも元気元気。



一方、

圃場整備だけでなく、援農ボランティアもまさに春。


ブロッコリーの撤去作業


菜の花を見ながらの農作業。天気も良く野良日和。


杖をつきながらひょいと軽トラに飛び乗る農家さん


黒川の農家さんはご高齢の方が多いのですが、皆さんいつも元気に畑を歩き回っています。なにしろ日本一平均寿命が長い川崎市麻生区。こんな環境にいて、自然に体を動かしていたらそれはそれは健康にもなります。農家さん達はご高齢なのでいつも「今日は足が痛い」「腰が痛い」とぶーぶー文句を言いますが、それでもちゃんと畑に出てくるのがすごいです。


除草剤の散布


とはいえ、おひとりでは大変な仕事もありますので、そこは私たち援農ボランティアグループがしっかりとサポート。


菜の花畑(黒川東営農団地)


ちょっとの援農でこの環境が維持できるのなら、お安い御用です。


青空に黄色い花


近づくとミツバチの羽音がすごい


アブラナ科の野菜ならばなんでも、ほおっておけば春に黄色い菜の花を咲かせます。そして大体は菜花として食べられます。白菜や小松菜の菜花が特にやわらかくておいしい感じ。


秋冬に収穫されるアブラナ科の野菜を少し残しておいて、収穫物が少ない春先に菜花として出荷。それから花を楽しんで、最後には種を取る。畑の菜の花はそんな仕組みで咲いています。


ミツバチ


ものすごい数のミツバチが飛んでいるのですが、ミツバチはおとなしいので刺激しなければ大丈夫。刺されたりはしません。


飛んでいるのはほとんどが養蜂家さんのミツバチ。セレサモスでも蜂蜜が売られています。


黄色だけじゃなく、ネギのみどりも


緑肥にする大麦のみどりも


ぺんぺん草にホトケノザ


ぺんぺん草の壁、ネギの壁、若葉台ビルの壁


春ですね~


ということで、今回はここまで。

ではでは、またね!



「みのり」川崎市の援農レポート

み の り 川崎市北部地域の 援農ボランティアレポート

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