素人4人組の自然農法 No4

幸せな距離(立川市昭和記念公園)


皆様こんにちは。

引き継いだ畑で自然農法をはじめて早2か月。相変わらず畝すらできていないのでまったく進んでいないような、着実に進んでいるような、要するにゆっくりのんびりではありますが、なんだかんだと予定通りに歩んでいる私たちの農場です。



竹炭作り

竹林整備ボランティアなどを通じてあちこちから頂いてきた竹を使い、畑で使う竹炭をつくりました。


いつもの古沢の竹林


こちらの竹をいただいてきまして・・・


のこぎりで長さを揃え、竹割り器でバラバラにします


最後に炭作り缶(?)に投入


引き継いだ農場にはこういった道具が全部そろっているので、何をするのもとても楽。利用できるものは全部利用していきます。


そして、火ですよ、火。



やりたくなっちゃうんです。


サツマイモにジャガイモ、玉ねぎをホイルでくるんで


火のそばに置きます。


えへへへ。

おいし~。


でも、炭はちょこっとにしかなりませんでした。


竹は一杯手に入るので、何度かやらないと。



倉庫の整理

大変だし地味だけど、やらないといけない仕事。


何しろこれです。


道具が沢山あるのはとても助かるのですが、何がどこにあるのかさっぱりわからない。これではせっかく道具があっても必要な時に見つけられず、結局使えません。


足の踏み場もない。


というか

これ以上入れない。奥に見えるものに手が届かない・・・


いぼ竹とかも沢山。お店みたい。


と、いう事で・・・


全部外に出して大整理


自然農法では使わない農薬類や化成肥料の大袋は倉庫から撤去。なぜかいたるところにバラバラにおいてあったマルチ固定器や紐、ホース、ネット、袋なんかはそれぞれまとめて使いやすい場所に再配置。結構大変な作業で、これだけでも2,3日かかりました。


そしていよいよ・・・



畝作り

やっとこさ畝作りまでたどりつきました。

私たちの農園では「菌ちゃん農法」という、土の中の菌類を育てて畑の栄養を作ってもらう手法で自然農法を行う事にしたので、その菌ちゃん農法の本を参考に畝作りを行います。


最初に沢山の木材を用意。


この木材はご近所の農家さんから頂いてきました。運ぶのは大変でしたが十分な量を確保できたので大感謝です。と思っていたら農家さんの方から「引き取ってくれてありがとう」と、逆にお礼を言われてしまいました。こうやって皆が得する事だけやって生きていけたら素敵。


農場で初めての土木作業


畝の両脇に木材をずらりと並べ、それを埋め込みながら深い溝を掘っていきます。埋め込まれた木材は菌類の住処になり、じっくりと時間をかけて分解されていきます。


普通の倍はありそうな巨大な畝


畝の幅は130cm。溝の幅は50cm、深さは60cm位あります。

菌類のために水はけを良くする必要があるので、溝というより堀のような深さ。当然作るのは大変。


がんばって畝ひとつ完成!


畝の上には枯草や藁を被せます。

この枯草は菌類の餌になり、土中の丸太よりも早く分解され野菜を育てる栄養に変わります。枯草だけだと1年もあれば分解され菌と共に無くなってしまいますが、土中の丸太は残るので、そこを住処に菌は残留し、新しい枯草が敷かれればすぐにまた栄養に変えてくれます。


畝に藁を敷いたら、雨を待ちます。

雨で土が十分湿ったら最後にマルチをかけて温め、菌類が繁殖するまで1ヶ月以上待ちます。


畝は全部で5つ。大変。


同じ援農ボランティアの仲間達にも手伝っていただき、ついに最後の畝。とびきり太い丸太を並べました(というか、もう小さいのが残っていない)


まるで水道管を埋める工事


深い溝を掘るのは大変だけど、為せば成る。


あ、ちなみに耕運機は使い方を教えてもらって使えるようになったのですが、途中で壊れました。でも畑の3分の1くらいは耕運機のおかげで少し土が柔らかくなっています。


うわ~がんばった


これだけ掘るのに半日作業が3日。

お手伝いに来て下さった方々の力もあり、何とかやりきりました。


後はワラを敷いて雨を待つのみ。


というわけで、今回はここまでです。


最後に、菜の花と富士山で・・・


ではでは、またね!

「みのり」川崎市の援農レポート

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