花の便り

春に沈み夏に口無し秋に黙す。ただ風香り運ぶ君は沈丁花。



皆様こんにちは。

こちらは黒川東営農団地に咲く、ちょっと変わった色の沈丁花です。


どことなく黄色っぽい?

でも、香りは沈丁花。


不思議と涙腺に届く香り


普段は香りを楽しむ花。

だけどこれだけ大きく見事だと、目でも楽しめます。


と、いうことでパシャリ。



さてさて、

私たちが管理する黒川の東圃場の今週のレポートです。


ひと月前に比べると大分春らしくなりました。


この日は3月の最終日。

4月からは新メンバーが大勢入ってきます。


にぎやかになるのはいいのですが、今の畑は暇なので人が増えてもやる事がない。せっかく来てもらったのにボケーっとして解散ではかわいそう。


と、いうことで・・・


菜の花咲く土手の手前


このわずかに空いているスペースを・・・


開墾して畑を広げる事にしました。


ここには枝豆を植える予定です。


こちらでは春菊の間引き


春菊は種まきが遅かったので冬に育たずまだ小さい。それでもちゃんと生長中。わしゃわしゃになってきたので、間引きという名の収穫を行います。


サニーレタスが植わっていたところ


堆肥を撒いていつもの荒起こし。暇とは言ったもののやる事が沢山。


のらぼう菜の収穫


先週は鳥に食べられ無残な姿でしたが、あっという間に復活した畑のらぼう。さっそく収穫を開始します。しばらくの間は採っても採ってもすぐに伸びてくるので、食卓には常に何らかののらぼう料理が並ぶ事に(そして飽きる)。


春の曇天に鮮やかな大麦の緑


収穫と荒起こしを終え、いつもの西谷1圃場にやってきました。


こちらが今日のおみやげ


のらぼうとブロッコリーと春菊


特にのらぼうは他の圃場ののらぼうと合わさり、かなりの量。もうすでに食べ飽きている私はちょっとげんなり。



おだやかな春の黒川谷戸


秋や冬と何が違うのか・・・言葉にするのが難しいのですが、なぜか不思議とぱっと見で春とわかる景色になりました。ちなみにここは、援農で伺った明治大学黒川農場です。


2分咲き位のソメイヨシノ


急に暖かくなりついに咲き出した桜の花。今年は去年より1週間くらい遅れているけれど、おかげでちょうど入学式の頃に満開になりそう。新一年生はやっぱり桜を背景にランドセルで写真を撮りたいですよね。子供はどう思っているか分からないけれど、親は大体そう。


桜風に揺れる


もう少しゆっくりと温かくなってくれればいいのに。急に夏の様な暑さになり暑いの苦手な私はちょっとうんざり。やっぱり桜は春らしい空気の中で心おだやかに眺めたいです。


こちらは満開


このちょっと違った桜(?)何という名前なのでしょう?私にはわかりませんが、河津桜はもう終わってるし・・・ソメイヨシノよりだいぶ色が濃い桜。


イチゴと桜は品種が多すぎてとても覚えられません。いや桜はそんなに多くないか・・・でも私は桃と桜の区別がつかないし、全部合わせて結局多い。


桃色の桜


と言ってしまうと身も蓋も無い。というかやっぱりこれ桃?と悩みだしてしまう私。


足下の花畑


野に咲く花も春の日に満開。

うーん、私はこっちのが好きかな。


つくしんぼ


もっと好きなのがこれ。だって食べられるし。


開墾したばかりだったりまだ瘦せている土地に最初に現れるのがこの土筆(スギナ)。酸性土壌に負けず育ち、自らを栄養に他の草木が育つ土を作り、やがて背の高い雑草たちにとって代わられます。


庭とかで大繁殖すると本当にやっかいなスギナですが、スギナが大繁殖するのは他の雑草を引っこ抜いてスギナの独壇場を維持し続けているからだったりします。だからと言って他の雑草を伸ばすわけにもいかないし・・・除草剤撒いちゃったら花壇も芝生もできないし、と庭のお手入れをされている方にとっては天敵。


土筆の袴取り


私にしては珍しく欲張らない量を採ってきました。

だってつくしの袴取りはうんざりするくらい大変な作業だし、これ以上は私にはムリ。途中で嫌になってポイしちゃうのが目に見えています。


ちなみにあとから友達に教わったのですが、袴取りは袴の所でカットしてからやると楽だそうです。たしかに言われてみればそうだけど・・・袴と袴の間の長さはまちまちだからまとめてカットは難しそうだし、結局めんどくさそう。


お醤油で煮ただけ。


そのかわり調理は簡単。これだけでも十分に春の香りが楽しめます。


ということで、今回はここまで。

ブログを読んでいただきどうもありがとうございます。


ではでは、またね!



「みのり」川崎市の援農レポート

み の り 川崎市北部地域の 援農ボランティアレポート

0コメント

  • 1000 / 1000