【旅行】雪解けの山
車窓から見た蓼科山(長野県茅野市)
皆様こんにちは。
今回は完全な番外編。
先週末に長野の蓼科にある山小屋に行ってきましたので、せっかくだから山の雪解けの様子をお届け致します。
山梨の釈迦堂SA
二つ玉低気圧が通過し、出発地の川崎では雨風ともにものすごかった日。中央道の笹子トンネルを抜けると嘘の様に雨が止みました。
諏訪湖畔から見た八ヶ岳
そして長野に着くころにはまれに見るような青空に。諏訪湖からの景色も美しい。
ちなみに私、小さいころ凍った諏訪湖に空いた穴に落ちた事があります。
岡谷市のイルフ童画館
せっかく長野まできたので、初日は諏訪湖畔の観光。前から行きたかった岡谷のイルフ童画館に行ってまいりました。
ここは「ラムラム王」などで有名な武井武雄さんの絵が沢山ある美術館です。武井さんは絵が上手いだけでなく、ご自身の中にしっかりとした哲学と空想の世界とをもっていらっしゃる素敵な方。この方の絵を見て本を読むと・・・とにかくもっともっと武井さんの世界を知りたい!と思う事間違いなしです。
西日差す諏訪大社本宮
西日があちらか射しているという事は・・・諏訪湖に向かい北面している珍しい神社。前宮、本宮、春宮、秋宮と、諏訪大社は4か所ありますが、今回は本宮に来ました。
竜の様な木
樹齢何年くらいなんだろう?御柱よりも見ごたえがあります。
高過庵(たかすぎあん)
ひくすぎあんとセット。
藤森照信さんのデザインで、前宮と本宮の間にある隠れた(?)名所。
そしてボロ小屋
標高1700m近くにある小屋。わたしが小さなころからあり、長い時間を過ごしてきた山小屋です。
東京では桜が開花した日でしたが、見ての通り山にはまだ雪が残っていました。麓の気温は20度以上、ここは一桁。それでもこの週末は温かく、雪解けが進みました。
落葉松の道
シーズンオフということもあり、誰にも会わない静かな道。
白樺と青空
空気はとてもきれいです。
こんな山の中で育ったせいか、私は花粉症もなく高山病にもなったことがありません。意外と頑丈な身体をしています。そのかわり夏の暑さには弱く、ハウス作業中に熱中症で動けなくなった事も。そして何より、人間社会へのアレルギーがひどい。昔は農村や里山なんて全然ダメでした。人間どころか、麓の草いきれすら気持ち悪く感じていた程の生命アレルギー。
風の音が聞こえる森
小さな頃からワラビやゼンマイ、コゴミ、山ウド、フキノトウ、イタドリ、セリ、コシアブラ、キノコ類、山ぶどう、コケモモ、シラタマの実なんかの野草や山菜を食べていましたし、一番好きなイチゴは?と聞かれたら、即答でシロバナヘビイチゴと答える根っからの自然食人間。なので、自然食材のアクにはめっぽう強い耐性があるのですが、どうも油には弱く、大好きな天ぷらを食べると胃もたれしてしまいます。全部が強くなるのは難しい。
雪解けは一瞬
雪は降ってしまえばしばらく積もったまま。とけてしまえばずっととけたまま。だから雪や緑の山景色を見るのは簡単ですが、雪解けや紅葉はタイミングが合わないと見られない。今回は何もない春先の山とはいえ、この時だけの貴重な時期に来られました。
雪解けの小川が流れ
あちらこちらに小さな池が現れます
ん?生えてきた?
ふわふわ
風に揺れるサルオガセ
雪解けの春の空
昔の人や北国の人と同じ気持ちで見上げる空と雲。
春を待っていた者たち
鹿の群れ。
とにかく最近は鹿ばっかり。
鹿に会わない日は無いというか、鹿に会わない瞬間は無いってくらい鹿だらけ。見た目はかわいいのですが、高山植物を全部食べちゃう困ったさん。うちの周りに自生していたヤナギランやマツムシソウ、ニッコウキスゲなんかも全部無くなっちゃいました。
乙女滝
山を少し降りた所にある滝。
横谷峡谷
乙女滝から横谷峡を歩く川沿いの道。
ケルンとおたま
いくつもある滝を眺めながらゆっくりと歩く。
この時期、人はほとんどいません。
雪と氷
雪解けの氷瀑
本当はさらに上流の王滝やおしどり隠しの滝まで行きたかったのですが、雪が多くて断念。無理はしないで引き返します。
車山
寒い、風強い、雪ズボズボ。
秋にも来た霧ヶ峰
南北八ヶ岳が一望できます。
南アルプスと富士山
なんだけど、春霞と黄砂の影響で薄らぼんやり。写真ではちょっと分からない感じ。
横岳のピラタスロープウェイ
3日目は横岳に行きました。
寒いだけとわかっていたのだけど、天気もいいし、せっかくだし、ロープウェイ乗る。
横岳から見る南八ヶ岳
寒いどころではなかった。すんごい風。
おたま史上最高峰2000m
坪庭という溶岩台地だけは根性で散策。
風でおたまが飛んでいきそう。
寒いしカエル。
という事で、今回の番外編はここまでです。
川崎に帰ったら24度という夏の様な暑さでびっくりしました。そりゃ桜も咲くわ・・・でも、咲いたとたんに雨ばかり。う~ん。
ブログを読んでいただきどうもありがとうございます。
最後に、
麓の広大な田んぼと八ヶ岳で・・・
ではでは、またね!
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