薬師池公園を歩く
振り返りつかの間の眠り冬木立(東京都 薬師池公園)
皆様こんにちは。
クリスマスも終わり本当に年末。
畑もようやく農閑期です。
これでやっと一息と思いきや、門松づくりに注連縄づくり、それにお正月料理の仕込みやらなにやら大掃除もあるしで、てんやわんやの年の暮れ。
忙しい・・・けど、この前玉ねぎの苗を買いに「町田市育苗センター」に行った際、ちょっと気になる情報を発見。
それがこれ。
農家さん大募集のファーマーズマーケット。
来年に向け、どうにかして野菜の売り先を確保したい私としては、こういったマルシェの情報は見逃せません。
ということで、
大忙しの合間を縫って、マルシェを偵察。
ついでに「薬師池公園」を散策してきました。
大賑わいのファーマーズマーケット。
当日は良い天気。
というかこの一か月ずっとずっと良い天気。
お店の人は皆この日を待ち望んでいたようで、みんなみんな晴れやかな顔で明るく楽しく今年最後のお祭りマーケットでお疲れ様、良いお年を~。といった感じです。
まずに目に入ったのがこれ。
なんておしゃれな注連縄なんでしょ。
しかもこれ、藁じゃなくて、レモングラスの注連縄だそうです。
う、私がいつも拾ってる大王松の松ぼっくりが300円・・・。
それにこんなのも。
大王松の松ぼっくりはともかく、輪っかになっているの、ユーカリの葉っぱです。
ユーカリの葉っぱと言えば毒がある・・・ではなく、いつも援農で伺っている花農家さんの秋冬の出荷物。下葉取りで沢山捨てる事になる葉っぱなのですが、こうやってちょっと手を加えるとすごくきれいになるものですね~。
今度、花農家さんに貰って作ってみよ。
牡羊座のマーク。
くるっと渦になっているのはシープホーンと呼ばれるものだそうで、ながーい松ぼっくりに半分まで切れ目を入れて、ちょいと加工したおしゃれアイテム。いや、魔除けのようにも見えますが、これもまた面白い。
ドラキュラが困る奴。
おしゃれアイテムといえばこんなのも。
ニンニクの三つ編み。
ただのニンニクも売り方次第なんだな~と感心。
芝生ゾーンにもテントがいっぱい。
売る方も、お客さんもみんな笑顔で屈託が無く、とても素晴らしいマルシェでした。
いつか私も、ここにテント出して売りたいな~。
あんなおしゃれな売り方はできないけどさ。ウチの野菜だってけっこうおいしいんだよ~。
そんなマルシェの喧騒を離れて…。
薬師池公園の雑木林。
紅葉はもう終わっちゃっているけれど、それでもきれいな森の道。
冬枯れの梅園。
薬師池公園といったら梅。
もちろん今はまだ咲いていないけれど、梅の季節は本当に大賑わいなんです。
昔と変わらない薬師池。
子供の頃、両親と薬師池に梅を見に来て、屋台でべっこう飴を買ってもらったんです。小さな私には結構大きな飴で、大事に大事にぺろぺろしていたのですが・・・。
ある日学校から帰ってお菓子の棚を見ると、べっこう飴がうすーーっぺらくなっていたんです。え?なにこれ?と母親に聞くと、なんと薄くなるまでぺろぺろした犯人は母親。
私はもー怒りまして、べっこう飴をぶん投げての大げんか。
どう収まったのか覚えてはいませんが、最後何が起きたのか母親が洗面所でしくしく泣いていたのは覚えています。
さすがにどちらもべっこう飴なんかで大人げない・・・子供の頃の懐かしい記憶です。
ん?私の母親?
いまだに冷蔵庫の私のケーキをちょろっとスプーンで一匙くすねたりしてますけどね!
ぷんすか。
かやぶき屋根の古民家。
近くの家を移築したもの。
薬師池に注ぐ小川が流れ。
見事なかやぶきにうっとり。
近くの茶屋で薬師ブレンドのコーヒーを飲んで、思い出したべっこう飴の怒りを鎮めて・・・。
水車小屋の回るリズムに今年一年を思います。
援農ボランティア参加回数は、目標の200回に惜しくも届かず198回。
それでも、私なりに頑張った。
お金にはならないけれど、労働はちゃーんとした。
夏の暑さにも耐えきったし、自分の畑も持てた。
美しい雑木林。
そんな自分への、ちょっとのご褒美。
あーきれい。
何と見事な。
強がっているわけではないけれど、きれいなものを手に入れるのではなく、見るだけで満足できる自分は安上がりで良かったなと思います。
あー、もう本当に年末だ。
みんな、今年も少し大きくなれたかな?
私は・・・どうだろ?
とんとん拍子だったり、不可抗力の病気になったり、なんだか、実力と関係ないものに翻弄された一年のようで、確かな物ってなんだろうね?
奥の雑木林にススキの輝き。
手前の草原は・・・よく見ると全部アメリカセンダングサ!
ひゃ~っと言いたいけれど、センダングサですら咲く場所を選べばこの美しさ。
それがこの世界です。
ということで、今回はここまで。
色々なものを洗い流す大掃除、それぞれのやり方で、頑張って今年を終えてね。
ではでは、またね!
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