門松と注連縄と堆肥作り

鍬置けば行く年の夕日畑の丘(川崎市麻生区)



皆様こんにちは。

如何おすごしでしょうか大晦日。


私は起きるなりブログを書いて、午後からは畑に行って、夜には蕎麦をつくらんと、と、なんだか最後の最後まで師走ってます。


都会で働く皆様に比べると、やることなす事のんびりな感じで、ぼけーっとしてそうなんですが、いや実際ぼけーっとしているんですけど、う~ん、不思議と忙しい。


でも、毎日が本当に楽しくて、楽しいままにあれよあれよと過ぎていく年の瀬です。


寺家ふるさと村の田園


この前の薬師池公園の翌日、今度は川崎市や横浜市や町田市の境目にある「寺家ふるさと村」と呼ばれる地域に行ってきました。


寺家ふるさと村は、この辺では一番の広大な田んぼと雑木林が広がる場所。


その雑木林の端っこは「こどもの国」と繋がっています。


落葉の道。


その田園の一番奥の谷戸までえっちらおっちら。


隠れ里のような場所。


谷戸のどん詰まり。

実は今回、NPO「農に学ぶ」さんが主宰する門松づくりのお手伝いにやってきました。


「農に学ぶ」さんは、こちらの田圃で子供達と一緒に機械を使わないお米作りを行い、さらに雑木林で一年中遊んだり学んだり、椎茸やお茶なんかも育てていらっしゃいます。


おっきなサルノコシカケ。


今日は門松づくりをする子供達をサポート。


「男結び」もしっかりマスターしたし、子供にはちょっと難しい紐の結び方や「紙垂(しで)」の切り方を教えてあげちゃおう!


なーんて、

思ってはいたけれど、まぁ無理ですよね。

だって私、門松作った事ないもん!


子供達やお父さんお母さん達と一緒に楽しく門松づくり。


結果、予想通り私はお役に立てず、

一夜漬けで覚えた(はずの)「男結び」はこんがらがるし、のこぎりで竹を切るのも子供の方が上手いじゃん!・・・な、感じでしたが、ずっと楽しくて子供達と笑いっぱなしでした。


今回は、NPOに所属している知り合いに誘われて参加したのですが、実は私は自分の畑がある岡上地区にももっと人を集めたいと思っていまして、雑木林や田園地帯に人を集める事に成功しているこちらの「寺家ふるさと村」を参考にしたい、是非見学したいとずっと思っていました。なので、知り合いがこちらのNPOに参加していると知ってびっくりです。


余った竹で作った私の作品。


ついでにNPO「農に学ぶ」の代表の方は、ダンサーの田中 泯にそっくりな超イケメンのおじいちゃんなのですが、その代表の方といつも伺っている花農家さんとはすごく仲の良い関係だそうで、なんとも世間は狭いと思いました。こういう人の縁繋がりは大事にしないと。


なんかバンザイしているみたい。


雑木林の落ち葉やススキ、紫式部の実なんかを集めて即席で作ったナチュラル系門松・・・のつもり。


朝日を浴びる竹林(川崎市麻生区黒川)


さて、私が所属しているボランティアグループも今年最後の定例会。


ボランティアに入るには、まず「みのり塾」で1~2年間農業研修を受けなければならないのですが、この日はその「みのり塾」の落葉堆肥作りに駆り出されました。


竹林を登りきると雑木林が広がっています。


こちらの雑木林で・・・


落葉集め。


私が塾生の時もやった落葉堆肥作り。


実は大っ好きな作業。


とにかく落葉の香りがたまらない。

カサカサだしフワフワだしカブトムシもいるし・・・塾で研修中の新人さんたちともお話できるしですっごい楽しい。


やるよね~絶対。


集めた落葉にダイブ!

この後みんなで埋葬するんです。


あっという間に落葉まみれ。


これが本当にフカフカで気持ちいいんですよ~。


集めては踏み固め、集めては踏み固め・・・。


米ぬかとミルフィーユのようにして、最後に水をかければ完成です。


いや、完成は1年後くらいかな?

しっかり発酵させて完熟たい肥にしないと。


海道谷戸の「みのり塾」の畑。


懐かしいです。

二年前に私も通っていました。


古い堆肥の中にはカブちゃんの幼虫がごろごろ。


びっくりするくらい沢山います。

これ、去年おととしと育てて森に返したな~。


作業後は、みんなで注連縄づくり。


注連縄を教えてくださるボランティアグループの先輩は、先ほどのNPO団体に所属している方です。


毎年恒例。


去年も楽しかった。

今年も楽しい。


去年の反省を生かし、今年は不格好にならないようにしっかり締めて・・・。


ちょっと締すぎた。


いや、背景と被って分かりづらい。


またそこらへんの草花を集めてこんな感じ。


ナチュラル系・・・だけど、さすがにセイタカアワダチソウはまずいかな。種落ちまくりの予感。


今年最後の私の畑。


岡上にある私の畑も畑じまい。

最後にやるのは・・・。


ででーん。


即席で作ったコンポスト。


そこに、拾い集めた沢山の落ち葉と米ぬかを入れて、うちの畑でも落葉堆肥作りをしました。


そして最後の収穫。


赤首だいこん。


年末年始用に他の野菜も沢山収穫。


スーパーで大根一本499円とかになっていてびっくりしました。そういうの見ると、自分が食べる分の野菜は自分の畑で確保できて良かったと思います。


畑で貧乏なのも確かだけど、畑が無かったら貧乏なウチの食卓はどうなっていたのだろうと、ちょっと想像すると怖い。500円の大根なんて高級すぎて買えないよ・・・。


ま、そんな野菜を使って、


えへへ。


年に一度のすき焼き。


いつも粗食だし。

年末くらいさ。


こういうの食べさせてよ。


今年もお終い。

大晦日。


今年一年本当にどうもありがとうございました。

皆様の2025年が良い年になりますように。


それでは、良いお年を。

ではでは、またね!


「みのり」川崎市の援農レポート

み の り 川崎市北部地域の 援農ボランティアレポート

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