【援農】稲刈りと稲架掛け

こんにちは、

ようやく秋らしくなってきた10月の始め、

援農で稲刈りと稲架掛け(はさがけ)のお手伝いをしてきました。


場所は川崎市麻生区鶴川駅の南、岡上地区です。


穏やかな秋晴れの一日で、稲刈りにはちょうど良い日でした。


機械が刈り取り束にしたものを集めて・・・


つぎつぎ稲架掛けにしていきます。


ところが一部、稲の重みで倒れてしまっている所もあり、

うまく機械が使えない場合は、鎌を使って手狩りします。


手狩りでは

8~10束を刈り取ってまとめ、根本の方を麻縄でギュッと縛って束ねます。

機械の速さにはかないませんが、これはこれで楽しい作業。


風などの気象の他、稲穂が重くなりすぎたり、品種によっては背が高くなりすぎて倒れたり、稲が倒れてしまう理由は沢山あります。

今回、農家さんがおっしゃっていたのは、

肥料をあげすぎたため、倒れやすい茎になってしまったのかもしれないとの事。

この道何十年というベテランの農家さんでも、やはり失敗はあるそうです。


そういえば前回の稲わら集めの時も、

稲わらは田んぼに撒いて肥料にすることができるけれど、

あまりやると栄養過多になってしまうんだ、とおっしゃっていました。


なかなか難しいですね。

でも、ちゃんと実っていれば食べられますから、しっかり鎌で稲刈りしていきます。


わらの香りがたまらない稲架掛け


落穂拾いもしっかりとやります。

農家さんが大事に育ててきたお米、無駄にはできません。


なのですが、実は落穂拾いにはもう一つ理由があって、

あまり田んぼに落穂を散らかしておくと、スズメを集めてしまうそうです。

あつまったスズメはその後、稲架掛けの稲もつつきだすと。

昔はネズミなどの害獣も集まったでしょうから、やはり田んぼも清潔にしておくのが一番ですね。


こちら、人の10倍働く機械


刈り取るだけでなく、上手く束ねて器用に紐で縛ってくれます。


が、早すぎる!

束にした稲を次々落としていくので、それを集める人間は大変。

田んぼの中を駆けずり回って稲束を回収。稲架掛けにしてまたすぐ回収。

寝ている稲を起こしてあげて、燃料切れたらすぐ補給。

完全に機械に使われる人間でした。


さらにこの機械、後半になってへそを曲げたのか調子が悪くなりまして、

ちょっと刈ると「プスン」と音を立てエンジンが止まってしまいます。

そういう時はしばらく休ませて、またエンジンをかけなおします。

なぜ休ませると治るのかわかりませんが、それで動くようになります。

なんか人間味がありますね。

腹立ちましたけどね。


ん?ん?また登場の縄文土偶フィギュア

(稲作は弥生じゃ・・は今回も禁句)


お米の海


稲のトンネル


おどろくほどきれいな一日


ちょっと不思議な稲架掛けの下の世界


稲架掛けの下に寝転ぶと・・・

稲の香りがふりそそぐ。


後半戦。ラストスパート。


この日は朝9時から夕方5時までの作業でした。

さすがに疲れた~


お疲れさまでした。


今回お手伝いさせてもらった農家さんは、川崎市岡上の「アグ里やまかげ」様です。

(記事にさせてください、と頼んだところ快諾してくださいました)


アグ里やまかげ様は、田んぼだけでなく丘の上に広大なブルーベリー畑があったり、他にもタケノコや柿などさまざまな作物を育てていらっしゃいます。摘み取りなどの観光農業に力を入れているので、皆様も是非訪れてみてください。

5月にブルーベリー畑のお手伝いをさせてもらったときは、丘を渡る新緑の風が本当に気持ちよかったです。岡上地区はすばらしい土地なので、今度また散策レポートをしたいと思っております。


「アグ里やまかげ」様のホームページはこちらです ↓



さいごに赤とんぼの写真で・・・

ではでは、またね!

「みのり」川崎市の援農レポート

み の り 川崎市北部地域の 援農ボランティアレポート

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