素人4人組の自然農法 No1

青空へ春駆けあがる雪の坂



皆様こんにちは。


1月の下旬の事になりますが、援農仲間の先輩に「自然農法を始めようという農家さんがいらっしゃるのだけど、一緒に手伝いませんか?」と声をかけてもらいました。


自然農法。

全然経験は無いけれども、有機栽培とはまた違い、雑草がすごくて虫も多くて病気になったら木酢液。大変な割に小さくて見た目があまり良くない野菜ができるイメージ。


と、ネガティブ・・・という訳では無いのですが、何かそんな偏見の様なものがある私。


というのも、援農で伺っている農家さんで自然農法をやっていらっしゃるのは一軒だけ。そしてその農家さんの夏の草取りがとても大変。あとは・・・そう「北の国から」の五郎さんのイメージ(古いw)が強すぎて。


憧れなんだけれど、とにかく大変そう。


何度も何度も失敗して、諦めずに続けてやっとできるようになるような、そしてできる頃にはもう仙人のようになっているような・・・そんな印象があります。


しかも、更にお話を聞くと、


何でも畑の持ち主さんは女性で、お兄さんがやってらした畑を急遽引き継ぐことになったのだけれど、まったく農業経験が無く、畑も1年くらいほったらかしになっていたそうで・・・


・・


・・・・


えー!


なにそれ!!


超わくわくするじゃないですかー!


本当に1からやるなんて、そんな経験滅多にできる事じゃありません!

それも農業は初めて。


つまりただベテランさんの言う通りに手を動かすのではなく、私を含めた農業素人が集まって失敗しながらもあーだこーだ言いながらやれるって事じゃないですか!その上、手法は興味はあるけど全然知らない自然農法ときた。


これは絶対やりたい!

大変だろうけれど、その大変な部分ぜーんぶやるから、是非とも参加させていただきたいです!


という事でやってきたのがこちらの畑


枯れてはいるものの雑草がわさわさ。

かろうじて畝らしきものの跡が見えます。


畑跡のとなりは柿畑


こちらも剪定が必要な時期なので、畑と並行して柿の世話もしなければなりません。

しかし、私は柿の剪定なんてしたことない・・・


農協さんに頼むと剪定方法をレクチャーして頂けるそうなので、とりあえず教えてもらってから、見様見真似でやってみることになりました。


更にミカン畑


こちらもワサワサ。

しかも木の本数がすごく多い。

ここまで密集しているミカン畑は初めて見たという感じです。


やったことはもちろんありませんが、本によるとミカンの剪定は2~3月頃なので、一先ずこちらは後回しにします。


青いネットの向こう側はキウイの棚。


キウイの剪定も今のうちにやってしまわないといけません。忙しい。


そして・・・

井戸掘りの職人さん達


こちらの畑には井戸があるのですが、今は壊れて使えないので、全国でもとても珍しい井戸掘りの職人さん達が修理にいらしていました。


なんでも井戸掘り親方のご自宅の前が、この畑の持ち主さんの家らしく・・・なんだか不思議な縁です。


それにしても井戸水がふんだんに使えるなんて夢のような畑。


何しろ私たちが管理している黒川の東圃場では、水場から台車に水満載のポリタンクを乗せて往復しないと水やりができません。それに比べたらとなりに井戸がある畑なんてもうずるいくらいです。


井戸水がきれいになるまで何度も出しては染み込ませ、出しては染み込ませを繰り返します。


井戸の深さは15m位だそうです。

多摩川が近いので地下水は豊富。その代わり数メートル掘ると石が沢山出てくる土地とおっしゃっていました。


ちなみに親方はいつも椅子にふんぞり返って座って鳥を見て「お、モズが来た」とか「ほら見ろ、木や土から虫が顔を出すたびに鳥がすぐに飛び降りて突くぞ」とか、挙句に「俺は仕事しなくてもこいつら若いのがやってくれるんだ。わはは」と笑っています。とても面白い方たちです。


とにかく、やれることからできる事からコツコツと


初日は草刈りをがんばって・・・


どうにか地面が見えるようになりました。



週に2,3回くらいずつこちらの畑に通っておりますので、これからもレポートを続けたいと思います。


最後に登戸の舟島稲荷さんにお参りして



ブログを読んでいただきどうもありがとうございました。

ではではまたね!



「みのり」川崎市の援農レポート

み の り 川崎市北部地域の 援農ボランティアレポート

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