雨の稲架掛け

秋の田の刈穂の庵の苫をあらみ・・・(川崎市 早野)


こんにちは。

また今年も女心と秋の空。


晴れたり雨が降ったり、暑かったり寒かったり。


なんだか肺炎がぶり返しているような日もあり。


今年は天気だけでなく体調や気分も秋の移動性高気圧次第、といった日々が続いております。


うむむ。

秋になると元気がでる私が珍しくアンニュイ。これは何事?


夏くらいから「幸せが続く時は警戒せよ。肥えゆく豚は幸福ではない」なんて言葉が頭に響いていて、このとんとん拍子はちょっと怪しいぞ・・・と気を付けていたのですが、その不安が少しずつ現実になってきている感じ。


なんにせよ、夏はおしまい。


秋雨前線到来。


って事で・・・。


刈り取り完了。


今年もやってきました大好きな稲架掛け。


でも・・・。


見上げると時雨空。


大好きな作業なのに残念。


・・・いや、ちょっとまて。


見上げるとじゃなくすでに見下ろされてる。


ずらり。

ヒッチコックの世界。


間違いなく狙ってますね。


こちらの農家さんでは、目に見えないくらい細い糸を一本だけ田んぼの周囲に張って、それで鳥を遠ざけているそうです。


霞網に使われるような糸ですが、その糸は鳥の目にも映らないらしく、でも何かある事はわかるらしく、そのどこを避けて飛べばいいのかわからない感じが鳥にとっては怖いのだとか・・・。


目に見える脅し(かかしとか)は、そこさえ気を付ければ大丈夫と鳥も考えるけど、目に見えない脅威は不安がいっぱいで近寄れない、という理屈だそうです。


秋の風物詩。


何はともあれしっかり稲架掛け(はさがけ)にして・・・。


満艦飾。


雨でも、やっぱり稲の香りが漂います。


炊き立てのご飯に似た不思議な香り。


今年もまた、稲架掛けの下から。


地面がぬかるんでいるので、さすがに寝転がって見上げるのは無理。


米粒に雨粒。


夏場はお米が無くて本当に困りました。


少なくなったお米を見ては「う~ん。お弁当におにぎりつくるし、今晩もパスタ」と、何度言ったことか。


早野だけでなく、黒川谷戸でも稲架掛けは進み。


土手には秋の七草フジバカマ。


援農では栗拾いも。


秋は着々と。


雨の日もあれば晴れの日もある。


風に揺れるススキの穂。


私がお借りしている岡上の畑ではコスモスが終わりかけ、かわりにススキの穂が目立ち始めました。


ニンニクが小さな芽を出したことだし。


芋ほりもしたし。



と、なれば・・・


枯草を集めて落葉焚き。


もちろん焼き芋。


ほくほくの紅あずま。



そんなこんなでこの日も遅くまで作業して・・・。


スーパームーン。


帰るころには真っ暗。

すっかり日が短くなりました。



読んでいただきどうもありがとうございます。

今回はここまでです。


皆様はアンニュイな気分になどならず、どうぞ良い秋を。


ではでは、またね。




「みのり」川崎市の援農レポート

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